1975(47歳)

「観測値」ギャラリー16(京都)
「観測値」村松画廊(東京)
「観測値-aまたはbの見たもの」80×60cm(写真によるドローイング)
父親が持っていた写真を引用して、被写体(aまたはb)が見ているであろう風景を想像して描いたもの。撮る方(加害者)と撮られる方(被害者)とを等価に戻してやろうとした作品。

観測値-aまたはbの見たもの1
観測値-aまたはbの見たもの2

観測値-aまたはbの見たもの

「観測値」(写真によるシルクスクリーン)

観測値(写真によるシルクスクリーン)1
観測値(写真によるシルクスクリーン)2
観測値(写真によるシルクスクリーン)3
観測値(写真によるシルクスクリーン)4
観測値(写真によるシルクスクリーン)5
観測値(写真によるシルクスクリーン)6

観測値

「タナトス」真木画廊(東京)
「タナトスA」 ThanatosA 20×80×60cm(石膏、バネ、みみず、拳銃、)
石膏でサッカーグランドを型取り、その裏側。ゴールに女性の陰部の女型がありそこにバネがひかかっている。その延長にみみずが魚針で吊ってあり、その片方が拳銃の劇鉄に繋がっている。みみずが収縮すると女性の陰部は快感を感じると同時に拳銃で撃たれる。この競技がサッカーグランドの裏で行われている。女性とは、エリザベス女王である。

タナトスA

タナトスA

「タナトスB」ThanatosB 15×30×20cm(鉄枠、ガラス、拳銃、戦死公報)
昭和14年日本製のピストルが兄の戦死公報を狙っている作品。引き金から重りがぶら下がっていて、その先に「東京都千代田区」と書いてある。その地点から戦死公報に記された旧満州吉林省林口までの距離が記されている。

タナトスB

タナトスB

「タナトスC」Thanatos C (石膏、ビニール、呼吸、死物)
ビニールの中に1回分の呼吸を封入したものを石膏で固めている。その片方に小包がある。その小包は、小清水漸氏に「死を送れ」と依頼して送ってもらったもの。中身が何であるかは未だに村岡は知らない。

タナトスC

タナトスC

タナトスC(部分-ひと呼吸)

タナトスC(部分-ひと呼吸)

タナトスC(部分-死物)

タナトスC(部分-死物)

「タナトスD」Thanatos (紙、石)
自分の死顔を想像してドローイングしたものをアトリエの床の板に石膏で固めたものの上に置いたもの。死顔は虫メガネを加えている。この虫メガネは、初めて老眼で老いを意識させられた対象物である。

タナトスD

タナトスD

タナトス全景

(タナトス全景)

「第18回毎日選抜美術展」大丸(京都)
「空化」出品。

「1975年京都アンデパンダン展」京都市美術館(京都)

「ART and VIDEO」アート・コアギャラリー(京都)

「第3回ルナ・フェスティバル「いま芸術は・・・」コンプレックス・ワークB<晩餐-人間再現>ほか」芦屋ルナホール(兵庫)
コンプレックス・ワークB「晩餐-人間再現」

「EXHIBISM-方法から方法へ」神奈川県立県民ホール・ギャラリー(横浜)
「心臓音」
植松圭二らとのコラボレーション。マン・レイの目玉のメトロノーム「こわすべきオブジェ(Object to Be Destroyed)」(1932)へのオマージュ。メトロノームと心臓音とを重ね合せる仕事。

心臓音1
心臓音2

心臓音

「静物」エスパース土曜(東京)
「光を喰ったミミズ」(ドローイング)
中原祐介の企画展。懐中電灯をみみずが食べていて、胴体から光が透き出ているドローイング。みみずには目がない=視覚がない。

光を喰ったミミズ

光を喰ったミミズ

「10周年記念20人の方法展」信濃橋画廊(大阪)
「トマト」出品。

?(不明・ドローイング)

?(不明)1975年

?(不明)1975年