1962(34歳)

「第47回二科展」東京都美術館(東京)
「関西二科展」そごう百貨店(大阪心斎橋)
「第3回集団現代彫刻展」西武百貨店(東京池袋)
「重力」(鉄)
「分解への構造」Structure toward Deconstruction 120×150×100cm(鉄、バネ、石)
ネジを1つはずすと全てが分解してしまうように作られている。つまり分解を意図した構造化。ものが壊れていくためにはどのような構造が必要か、を追求した作品。通常の物作りと逆のコンセプト。

分解への構造

分解への構造

「バネⅠ」34×42cm(鉄、石膏)
これまでよく使ってきた「バネ」を、機能だけを剥ぎ取って露にした作品。バネはメカニカルに縮みもし伸びもする機能を持つ。縮んだ状態を石膏(=無機的=メカニカル)で固めたものと、バター(=有機的=筋肉)を詰めたもの(「バネⅡ」)の2つある。バネは人間の発明したものの中でも、すごいものだと村岡は考えている。1978年復元。

バネⅠ

バネⅠ

「バネⅡ」(鉄、バター)