1961(33歳)

具体美術協会設立に吉原治郎に勧誘され吉原宅の会合に出るが、違和感を感じその後は参加せず。

「第46回二科展」東京都美術館(東京)
「第2回集団現代彫刻展」西武百貨店(東京池袋)
「作品(黄色い鎖)」 Work(Yellow Chain)60×130×60cm(鉄、ボルト、ナット、鎖)
黄色とは、黄色人種のこと。鎖が黄色で、ボルトとナットは雄と雌であるが、ナットは囲いの中に閉じ込められている。ボルトは枠からはみ出しているが、どちらも状況としては、枠に呪縛されているという点では同じである。「イエロウ」はキリスト教的世界観の中では、その呪縛を象徴している。「習性」参照。

作品(黄色い鎖)

作品(黄色い鎖)